医療経営・管理学専攻で学んでいる大学院生の背景はさまざまで、社会人の学生がほとんどですが切磋琢磨しながら勉学に取り組んでいます。医師・歯科医師・薬剤師・看護師などの医療専門職のほか、公認会計士、税理士や病院の事務職、医療機関のコンサルタントなど医療経営・管理をすでに実践している人、医療系の大学で教鞭をとっている方もおられます。平成14年度から令和3年度までの在籍者378名のうち、専門職の有資格者は67%で、その内訳は医師14%、歯科医師4%、薬剤師7%、看護師45%、その他の医療職23%、公認会計士7%と多職種にわたっています。

多様な人材が集まって医療経営・管理の高度専門職業人をめざしているのが本専門職大学院の特徴です。そのため、本専門職大学院の講義やキャンパスライフにおいては、医療専門職、医療経営管理職、教育者、患者など、それぞれの立場から意見を交換し合って、より良い解決策の構築に向けた議論を展開することができます。

医療経営・管理学専攻では、時代の変化に伴う社会からの要請に応え、さまざまな背景、進路希望を持つ学生を受け入れてきました。これまでに輩出した卒業生の中には、医療政策に関連した行政、保険関係者、医療機関従事者、医療経営・管理に関連した教育関係者、医療経営・管理に関連したコンサルティング関係者、医療経営・管理に関連した情報系関係者なども含まれ、我が国の医療経営・管理分野をリードする中心的役割を果たしています。一方、保健医療の分野においてもビッグデータ、人工知能(AI)、IoT時代を迎え、その実践において中心的役割を担うためには、データサイエンスに関する能力が不可欠となっています。近年の潮流として、ビッグデータ解析などデータサイエンスに関する最先端の解析能力を身に付けることで、研究力を高めたい医師や医療関連の学生の希望も増えてきました。