教員紹介

 

教授 馬場園 明

医療経営管理学とは良い医療を届ける仕組みに関する学問である。研究はおいては、医療経営管理を改善するための仮説を作り、検証する研究を行っている。学生には、自分で課題を決定し、事実を根拠として論理を構築させることにより問題解決能力を高める支援をしている。また、高齢者医療と介護の支援や疾病予防事業などで社会貢献をしており、「何をどうしたら良いか」をEvidenceで示せるように支援している。 修士課程:疫学・統計学を修練によって身につけ、医療を改善するためのエビデンスを明らかにできるための教育を行っている。修士ゼミ(疫学・統計学、診療報酬、研究会)は火曜日6限。 博士課程:DPC、レセプトデータベースから仮説に応じたデータセットを作成し、適切な統計学方法を用いて解析し、英文で論文を執筆する教育を行っている。医療経済学ゼミは火曜、1,2限、水曜3限、薬剤疫学ゼミは木曜1,2限、データ解析ゼミは、木曜3限。

Profile

取得学位 医学士(九州大学)
臨床疫学修士(ペンシルバニア大学)
医学博士(岡山大学)
専門分野 医療政策、医療経済、臨床疫学、テクノロジーアセスメント健康支援

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教授 鴨打 正浩

研究においては、健康情報、臨床情報、医療・レセプト情報を用いて、ヒトの健康、疾病に関する種々のアウトカムに影響を及ぼす因子を網羅的に探索している。変数相互の関係性を明らかにすることで医療の最適化に向けた研究を行っている。これらの医療疫学・臨床疫学研究を通じて、エビデンスの構築に貢献するとともに医療の質の改善に寄与することを目指している。教育においては、学生が様々な形式で存在する膨大な情報を処理、統合、データベース化し、疫学的手法、機械学習手法等を用いて解析できるように指導している。医学、医療に関する知識を十分持った上で、ミクロとマクロの両面から本質的な関係性を見出す能力を身につけることを目標としている。

Profile

取得学位 医学士(九州大学)
医学博士(九州大学)
専門分野 医療疫学、臨床疫学、予防医学、疾病管理学、急性期医療、医療の質、老年医学

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教授 松尾 龍

医学や医療を取り巻く環境は大きく変化し、これまでの医学の発展と進歩に依存するだけでは適切な医療を提供することは難しいと考えられる。患者に提供される医療には、医学的な視点のみならず、個人の価値観や合理性などより広い学問に基づくアプローチが求められているのではないだろうか。適切な医療を提供するために、臨床疫学の視点から「医療の可視化」に取り組むともに、医療現場での経験を生かし、患者や社会にとって適切な医療のあり方を構築するべく、研究に取り組んでいる。教育では、データを可視化すること、可視化したデータを適切に解釈することで、現場に還元できることをめざしている。

Profile

取得学位 医学士(九州大学)
医学博士(九州大学)
専門分野 臨床疫学、急性期医療、脳卒中学、老年医学、予防医学、医療経済

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准教授 福田 治久

医療経営管理領域におけるさまざまな課題に対して,その解決に向けた方策を立案するためのエビデンス創出を目指した研究を行っている.そのために,個別学問の深化・応用のための研究(Discipline-driven)ではなく,問題発見と課題解決を志向した研究(Issue-driven)を重視している.具体的には,研究目的に賛同いただいた医療機関や行政機関から患者単位のDPCデータや住民単位のレセプトデータなどの個票データを収集し,大規模データベースを構築し,真実を明らかにするための実証研究を展開している.
教育面では,学生自身のクリニカル・クエスチョンを具体化するためのディスカッションを重ね,研究デザインに落とし込み,適切なデータベースを用いて自らで解析できる技術を習得できるよう指導を行っている.特に,Stataを用いて,データベース加工と統計解析の能力を身につけることを目標としている.

Profile

取得学位 商学士(慶應義塾大学)
社会健康医学修士(京都大学)
社会健康医学博士(京都大学)
専門分野 医療経済学、医療経営学、感染制御学、医療安全学、医療政策学、ヘルスサービスリサーチ

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准教授 鮎澤 純子

医療経営・管理に関する諸課題について、「医療安全」「医療の質」「リスクマネジメント」「クライシスマネジメント」の視点から、研究・教育、そして病院の実務・社会活動に取り組んでいます。医療安全に関する研究活動は幅広く行っていますが、近年は施策の成果や現場の取り組みの成果を評価する研究にも携わっています。教育においては、そうした研究活動の成果や、病院の実務・社会活動を通した「現場感」を、講義や成果物の作成に活かすことを心掛けています。
医療と医療を取り巻く環境が大きく変わりつつあります。病院完結から地域完結への移行や働き方改革、さらには技術革新やAIの活用の推進、そして着々と進む医療関連データの活用等は、医療システムの在り方のみならず、それぞれの現場を大きく変えていくことにもなるでしょう。だからこそ、いま問われているのは、変化をチャンスとすることができるかどうかです。変化に振りまわされるのではなく、そうした変化に主体的に向き合える力をつけていただくことを目指したいと思います。

Profile

取得学位 薬学士(東京理科大学)
専門分野 医療管理、病院管理、医療安全、医療の質、リスクマネジメント、クライシスマネジメント

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